恋するシンデレラ








「はーい、そこまでー。

そろそろ時間だから皆集まってー。」





皆、楽しそうな表情で。

朝とは別人のようにいきいきしている。




座る直した私は、充実感に溢れていた。



やっぱり優斗とは話しが合って楽しい。

演技もやりがいがあるし。





「お疲れ様でした!

今日の練習はここまで。


明日からは今日の反省を踏まえて頑張りましょう。




では、解散!」




ガヤガヤと騒がしくなった教室には活気がある。



このチームでなら上手くいく。


なぜだか、そう感じていた。









「ちょっといい?」



振り向くとそこには、あの時一人だけ笑っていなかった人。










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