1Rの彼女*番外編*
なんか嫌な予感。
聞きたくないけど、無視するワケにもいかない。


「…なんですか?」


「タクのベッド、アタシに頂戴♪」



―――――――――何言い出すんだ!?

「ダメですよ。」

「あれが一番寝心地がいい。」

「じゃあ、家に帰ってメーカー調べましょうよ。」

「それでね…。」


なおも喋り続ける結子さん。
人の話聞いてないな。


「タクがダブルベッド買えばいいんだよ♪」


は―――。また勝手なこと言って。


「なんで俺が結子さんにベッドあげて、さらにベッド買わなくちゃいけないんですか?結子さんがダブルベッドを買えば済む話でしょ?」

「だって、タクのベッド狭いから、エッチするの大変じゃん。」



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