1Rの彼女*番外編*
なっ、なんてこと言うんだよ。この人ってば!!
しかも普通の声の大きさで。
絶対周りの人に聞こえてるよ。
きっとあのお姉さんにも…。


「ベッドの狭さなんか気にしないで、エッチがしたい。タクだって疲れちゃうでしょ?背も高いし。」

「俺は……別に。」

「アタシとエッチしたくないの?」


口ごもる俺に対して、すねる結子さん。
エッチ、エッチって連呼しすぎだし…。
でも、誤解させたかな?

こんなところで、言いにくいよ。



結子さんの耳元で小さな声で話す。



「エッチはしたいですよ。」

疑いの眼差しな結子さん。

「俺、あのベッド好きなんです。」


結子さんにあげたくないから言ってるんじゃない。
ちなみに俺、そこまでケチじゃないし。




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