1Rの彼女*番外編*
そんなやりとりが2年続いた。


そんなある日。

アタシとタクマくんの別れが、突然やって来た。

おじちゃんのお仕事の都合で、タクマくん一家は引っ越してしまい、すぐには会えなくなってしまった。



「結子、ご飯は?まだ残っているわよ?」

「いらない。ママにあげる…。」


タクマくんに会えないショックから、アタシは食欲もなくなり(この頃のアタシはママも心配するほどの大食いだったらしい)。


「結子ちゃん、遊ぼうよ〜!」

「壱哉くん、一人で遊んで。結子疲れてるから…。」


友達と遊ばなくなり、一人家にこもるようになった。



「タクマくん…、タクマくん…。」

寝言にはいつもタクマくんの名前を呼んでいた。
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