1Rの彼女*番外編*
「結子さん、なんか用事があって来たんですか?」


とりあえず、結子さんを定位置に座らせる。
ミルクティーを入れ、結子さんの前に置きながら聞いてみた。


「だから、タクに会いたかったの。コレ渡したくって!!」


そういうと、結子さんはゴソゴソし始めテーブルの上に何かを置いた。


キレイにラッピングされた小さな箱。



「これは…?」

「アタシからタクへのプレゼント☆今までお世話になったお礼と、これからもヨロシクネってことで。ほらっ!アタシたち付き合って1ヶ月も経つでしょ♪その意味も込めてね。」



予想外の出来事が発生した!!

プレゼント!?
あの結子さんが!?
俺に!?
記念日なんか知らな~いオーラ全開だったのに。



これが夜だったら、間違いなく結子さんを抱きしめて押し倒してしただろう。
だけど今はまだ、太陽が昇りきらない午前中。

我慢しろ、俺。


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