1Rの彼女*番外編*
俺は言われるがまま、洗濯を始める。


結子さん家の洗濯機。
ドラム式で自動乾燥もしてくれる。
俺もこんなの欲しいなぁ…。



洗剤も柔軟剤もセットし、あとはスタートボタンを押すだけというところに、結子さんがやって来た。
スタートボタン、押したかったのか?

そう思ったが、結子さんはボタンをなかなか押さない。

違ったか?
とりあえず俺がボタンを押して、洗濯機が動き出した。




「これでよしっと。洗濯物が乾くまで、まったりしよ?」


俺に抱きつきながら、結子さんが言ってきた。

身長差があるため、自然と上目づかいになる。
ほのかに柔らかい胸も当たってるし…。



「まったりしますか。」


結子さんを優しく抱きしめながら言う。

こんな雨の日も、アリだよな。
やっぱり雨の日は嫌いじゃない。




雨の日編 fin.


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