1Rの彼女*番外編*
テレビの中には主人公の男とヒロインが。



『ねぇ、もっと…ぎゅっとして』


甘えた声を出し、男に寄り添う女。
男が女の肩に手をやり、そのままベッドへと押し倒す。


静かになったと思えば、結子さんはじっとテレビ画面を見つめている。

おっ、結子さんも好きなのか?
だったら誘えばよかったかな?



すると今度はにやっとしながら、俺の肩にくっつき胸の辺りをつっついてくる。


「タクってば、欲求不満なワケ?アタシがいるっていうのにぃ。」

「はぁ?」

「しょーがない。今回は許してあげる。続きは映画が終わってからね♪」


ん…?一体なんのコトだ?
許してあげるって、先にメシ食べたコトか?

続きって、もしかして説教とか?
しかたない、説教されますか…。


まぁいいや。

今は映画に集中集中☆


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