1Rの彼女*番外編*
「結子さん、そんなに怖いですか?」


俺の結構マヌケな質問。
ホラー映画の中では、今見てるこの映画は結構いい感じだと思う。
だけど、そこまで騒ぐほどでもないと思うけど…。


「だっ、コレっ…、ちっ…。」


相変わらず結子さんは、取り乱していて、言葉になっていない。
さすがの俺でも、結子さんがなにを言いたいのか全く分からない。

とりあえず…。



「結子さん、落ち着いて。はい、ゆっくり深呼吸~。」


俺の言葉に従って、一緒に深呼吸を繰り返す結子さん。
年上の結子さんだけど、今はコドモっぽくて、なんかカワイイんですけど…。

だんだんと呼吸が落ち着いてきたところで、俺は自分用に用意していたウーロン茶を渡した。



ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ…。

「あ―――――!!」


これぞまさしく、イイ飲みっぷり。

なんて、感心していたのも束の間。


息をつく間もなく、結子さんが喋りだす。





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