1Rの彼女*番外編*
なんて思っていた次の瞬間★



マ、マシュマロー!!??

マシュマロがモデル男の口元を舐め始めた。



「こら、マシュマロ。くすぐったいよ。」


俺の目、おかしくないか?
コレって現実?

ゴシゴシと目をこすってみても、状況は全く変わらず…。



腕時計を見ると、モデル男は優しくマシュマロを床にやり、顎の下を触りだした。


ゴロゴロゴロ………。

顎を前に突き出し、幸せそうなマシュマロの顔。


「また来るからな、マシュマロ。」




そう言って店を出るモデル男と、そんな彼を見送る俺とマシュマロ。

俺はチラリとマシュマロを見て、


「マシュマロ、よかったな。また来るってよ。」

「にゃぁーん。」



嘘だろ?
マシュマロが、返事した…?

そんな俺をよそに、マシュマロは何事もなかったかのように、いつもの特等席に戻って行った。


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