幽霊くん


〇Χ公園に着いた。
夕方のせいか公園には人がほとんどいなかった。

私は深呼吸をして聞いてみた。

「あなたは誰??」


[わからない]


「わからないってあなた幽霊でしょ??」


[たぶん]


[気づいたら〇Χ高校の前の交差点にいた]


だからってなんであたしの周りをうろつくんだよ!!


「そうなんだ。じゃあ交通事故で死んじゃったんだね。ちゃんと天国に行かないとお母さん悲しむよ」


「その子はまだ死んでないよ」

「みゆ。なんでここに居るの??ったか見えるの??」


「見えるよ。あんまり人に言ってないけど私霊感あるの」


へぇ~。見えてるんならなんでさっき教えてくれなかったの。

「水希とわかれてから図書館で〇Χ高校前の交差点の交通事故で最近死んだ子探してみたけどあそこで交通事故での死者が1度もないんだよ」


「ならこいつの体はどこにあるの??」


「この辺の病院じゃないかな??」


[本当に??みゆきさん]


「なんでみゆにはちゃんと名前+さんなのにあたしはおまえなのよ!!」


[みゆきさんは美人だからだよ自分の顔鏡で見てみろ!!]


うっ…いたいとこをつかれた。

「今日はもう遅いから探すの
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