運命
「ホント、落ち込むよ。気になって何にも手に付かないしさ…。」




えりかの落ち込み様に、
どう声をかけていいのかわからなくて、
黙ってしまった。





「えりか、どうしたの?」



そんな私達の席に、亜季姉さんがやってきた。


「何かあったの?」

亜季姉さんの質問に、えりかは黙ったままだった。


「修也とけんかでもした?」

えりかは首を振った。


亜季姉さんはそれ以上何も聞かなかった。




「何があったのかわからないけど、元気だしなよ。えりからしくない!」
 



亜季姉さんは、
そういいながら、
仕事に戻っていった。
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