そばにいる…

遊び仲間もできてきた。


その中の一人が…

ある本をもってきた。


刑務所の中の暮らしを 克明に 書いた本だ………


オレ達は 熟読した……


いままでも入った人から話をいろいろ聞かされてた………


でも自分にはどこか 現実感がなかった……


でも その本は とても 生々しい………





そう……


こんな単純な理由だった。



入りたくないから………


薬物を辞めた………



入るぐらいなら辞めたほうが良い………





そう思うだけで 完全に辞めれた。


自由な翼は絶対に奪われたくない……
< 36 / 77 >

この作品をシェア

pagetop