そばにいる…
母も…壊れてしまっていた……18才で長女を生み… 母もまた…父の世界がすべてだったのだろう…父の暴力も…耐えてるというよりは…これが当たり前だという感覚だった                                      

父が母を殴り…母が…僕を殴る…誰にも言うなよと怒鳴りながら………ほんの少しでも…相手が自分を…バカにしてる、拒絶してると感じると感情がおさえきれない…罵声をあびせ…自分にさからえない相手には気がすむまで殴る…… きっと先祖代々、繰り返してきたんだろう                                    

その悲しく醜い連鎖は…………やがて終わりをむかえた……


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