そばにいる…
ある日









夜中にふとコンビニに行きたくなり、歩いていると、










いきなり 女性に話しかけられた。










彼女はロシア生まれの女性で、
日本のショーパブに働きに来ていると言う。










カタコトの日本語で 、 一緒に酒をのまないかと………









ここで………路上で。










ビニール袋には酒やつまみが 多く入っており 友達が来るまで一緒にのもうと、












普通なら警戒して断るが………









祖母と同じ国の人だと思い、
その楽しそうな笑顔に釣られて…


座ってしまった。







店が休みの日は………たまにこうして、
夜の街の風景や 歩く人々を眺めながら、
風を感じて のむのが好きだと 言う。









同じ店の友達もやってきて、
国の話、
いろんな場所に飛ばされた話、
客の話、
自分達の家族の話………










地ベタで何時間 しゃべったろうか………











彼女達とはこれ以来 出会う事もなく………














連絡先もわからなくなったけど……………










オレに………










この日のあと………










奇跡の瞬間を ……………














与える きっかけを………作ってくれた。

< 65 / 77 >

この作品をシェア

pagetop