ここにある幸せ【短編】


『パパ喜ぶかなぁ』

『パパまだー?』



愛花たちがそう言って楽しそうに形を整えていた時、あたしの携帯が音を鳴らした。




流れてくる着信音は、絢香の“おかえり”。


それは秋斗からの電話だった。
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