最後の春
土田が指差す公園を見てみるとそこには西山ともう一人の女性が男ともめてる。その女性は先ほどの「みっちゃん」だった。
「おい、あれ西山だよな?」
裕が言うと
「泉ちゃんもそう思う?祐希ちゃんとさっきの女だよな」
「ああ、西山に間違いない。さっきの奴、西山の知り合いなのか?それにあの男は誰だ?」
長原も続く、男の顔を見てみたが年上かなと裕は思った。会話の内容は聞き取れないが表情からすると怒っている感じだった。
「おい、あいつなんか半ギレしてね?」
「祐希ちゃん嫌がってるよなあれ」
男は西山の腕を引っ張っていこうとするが「みっちゃん」が持っていたカバンを振り回しそれを阻止する。そのやり取りが数回続いていた。
「どうする?」
長原が裕たちに言った。公園に行ってみて様子を伺うか無視していくかを聞いてきたことは容易にわかった。
「どうするって言われても・・・」
「やることは一つしか無いってことですか泉ちゃん」
土田が笑った。
「とりあえず公園に行ってみて様子見ますか。事態が事態だったらGOということで」
長原が提案した。裕たちは頷くと自転車を土手の脇に置き公園に向かった。
「おい、あれ西山だよな?」
裕が言うと
「泉ちゃんもそう思う?祐希ちゃんとさっきの女だよな」
「ああ、西山に間違いない。さっきの奴、西山の知り合いなのか?それにあの男は誰だ?」
長原も続く、男の顔を見てみたが年上かなと裕は思った。会話の内容は聞き取れないが表情からすると怒っている感じだった。
「おい、あいつなんか半ギレしてね?」
「祐希ちゃん嫌がってるよなあれ」
男は西山の腕を引っ張っていこうとするが「みっちゃん」が持っていたカバンを振り回しそれを阻止する。そのやり取りが数回続いていた。
「どうする?」
長原が裕たちに言った。公園に行ってみて様子を伺うか無視していくかを聞いてきたことは容易にわかった。
「どうするって言われても・・・」
「やることは一つしか無いってことですか泉ちゃん」
土田が笑った。
「とりあえず公園に行ってみて様子見ますか。事態が事態だったらGOということで」
長原が提案した。裕たちは頷くと自転車を土手の脇に置き公園に向かった。