かえりみち。
あたしは深く息を吐いた。
「そーですね…」
「タモリ?」
あたしは逆の腕で
頬杖をつきなおす。
「……最近ね、駅の待合室で
優に似た人がいるんだよね」
天井を見ながら話し出した。
「へー!」
「4月の始まりくらいから
見かけるようになって。
なんとなく優に似てるんだけど
怖いからちゃんと見てない」
「見てないんかい!」
田舎の小さい駅の
小さい待合室。
その横を通るとき、
チラッと見える、男の人。
あたしが学校から帰る時間に
大体いる
ような気がする。
「そーですね…」
「タモリ?」
あたしは逆の腕で
頬杖をつきなおす。
「……最近ね、駅の待合室で
優に似た人がいるんだよね」
天井を見ながら話し出した。
「へー!」
「4月の始まりくらいから
見かけるようになって。
なんとなく優に似てるんだけど
怖いからちゃんと見てない」
「見てないんかい!」
田舎の小さい駅の
小さい待合室。
その横を通るとき、
チラッと見える、男の人。
あたしが学校から帰る時間に
大体いる
ような気がする。