かえりみち。
「そーやって言い訳して!」
ポテトを取り上げられる。

「後回しにしたから、
優君のこと後悔したんでしょ!?」
「確かに……」
目線を下に向けた。


「それはわかってんだけどさ~
理想と現実は違う的な?」
あたしはアホっぽく笑い、
ポテトを奪い返した。
「また意味わかんないこと
言って……
なぁは知らないから!
若葉が幸せ逃しても」

奈津実はフンっと
顔をそっぽに向けた。
「ごめんごめん!
頑張るから!」
適当なことを言って、
ポテトを差し出した。

「こんなのばっか食べてるから
太るんだよブタ!」
奈津実はあたしの手を
パシッと叩いた。


「お前もさっき
食べてただろうがー!!!」

あたしは奈津実の口に
ポテトを押し込んだ。
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