版権の短編集。《BL》
大事な日《ニオ×ブン》
~仁王side~
いつも通り部活が終わって着替えをするR陣。
じゃが、ブン太の様子がおかしい…。あきらかにソワソワして、挙動不振ではたから見たらただの怪しい人じゃき。
赤「仁王先輩、丸井先輩どーしたんすかね?さっきからキョロキョロして?」
やっぱりのぅ、他のやつも気づいとったか。
仁「なーに、大切モンでも無くしたんじゃろ。ほら、この頃窃盗が多いき。」
最近、熱烈過ぎるファンに私物を盗られるケースが増えてきちょる。
幸村も大事な本(題名が『これで貴方にも召喚獣が☆~上級編~』)を盗まれた…と黒笑みを見せながらジャッカルをいじっとった。
赤「それでか…、でも困ったモンっすよね。俺もこの前シャーペンと消しゴム盗まれて大変だったんすよ;;」
しかも、その後の授業が英語で先生に当てられて最悪だったんすよ…。っと泣きそうな顔で語る赤也…。
そんな顔も可愛いじゃが…。
仁「なーに探しとるんじゃ?」
丸「うわっ!?仁王!?いきなり抱き着いてくんなよ!!」
俺が質問しながら抱き着けば、顔を真っ赤にして文句を言うブン太。
まったく…
可愛すぎるじゃろvv
仁「んで、ブンちゃんはさっきから何しちょるん?」
丸「い、いやぁ?ちょっと探し物を…;;」
目を逸らしながらまだ探し続けるブン太。
…なんか気にいらんのぅ。
仁「……そんなに大事モンなんか?」
丸「まーな…。」
返事がそっけないのぅ。
俺と居るより大事なんか?
丸「てゆーか熱い!!ちょっと離れてろぃ。」
仁「…………。」
赤「仁王先輩撃沈ですね笑)丸井先輩忙しいっぽいし、今日ゲーセンに行きましょうよ♪」
ブン太に怒られて離れた俺に赤也が誘って来た。