版権の短編集。《BL》

~丸井side~

見つかんねー…。
マジどこに行きやがった!!

今日は大事な日だってのに…。
まさか《アレ》無くすなんてついてないぜぃ。


仁「なーに探しとるんじゃ?」

丸「うわっ!?仁王!?いきなり抱き着いてくんなよ!!」


ゲッ…。こんな時にかよぃ!!落ち着くんだ俺!!


仁「んで、ブンちゃんはさっきから何しちょるん?」


……カンが良すぎるのも考えもんだな。こーゆう時ばっか気づきやがって;;


丸「い、いやぁ?ちょっと探し物を…;;」


鞄に無かったらロッカーだよなぁ?……こーゆう状況でまだ探せる俺って凄くね?


仁「……そんなに大事モンなんか?」

丸「まーな…。」


なんだ?仁王のやつ…なんか元気無くした?


丸「てゆーか熱い!!ちょっと離れてろぃ。」


部活の後に抱き着かれるのはキツイぜぃ;;

しかも、探しづらい…。


仁「…………。」


仁王が無言で離れてった。

昼間の蒸した風が背中を通って行く。


丸「(熱い…。…ん?)」

赤「仁王先輩……で…ね笑)…………忙しいっ……し、……ゲーセン…行きま……うよ♪」


んあ?仁王のやつ赤也とゲーセン行くのかよぃ!!

……はぁ、なんか探してる俺が馬鹿みたいじゃんか…。








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