止まった時の住人
4周目
ジリリリリ!!
「え?」
健は目を開けると、自分の部屋の布団の中にいた。
辺りを見渡しても伸也はいない。急いで階段を降りて新聞を見た。
12月29日。やっぱり……
やはり、今回も時間は戻ってしまった……
この状況にさすがにあまり驚かなくなった健だが、精神的には疲れ切っていた。
ドサッと、再び布団に転がって天井をじっと見た。
でも何もしないのではラチがあかない。とりあえず竜二も記憶があるのか知りたい。
その前に軽く腹拵えするために、一階に降りていった。
「おかん、飯」
「お、あんた今日は早いなぁーもしかして」
「彼女じゃないよ」
「あ、そう……」
もう何度も聞いた智子の話を適当に流しながらイスに座り、TVのスイッチを入れた。
「え?」
健は目を開けると、自分の部屋の布団の中にいた。
辺りを見渡しても伸也はいない。急いで階段を降りて新聞を見た。
12月29日。やっぱり……
やはり、今回も時間は戻ってしまった……
この状況にさすがにあまり驚かなくなった健だが、精神的には疲れ切っていた。
ドサッと、再び布団に転がって天井をじっと見た。
でも何もしないのではラチがあかない。とりあえず竜二も記憶があるのか知りたい。
その前に軽く腹拵えするために、一階に降りていった。
「おかん、飯」
「お、あんた今日は早いなぁーもしかして」
「彼女じゃないよ」
「あ、そう……」
もう何度も聞いた智子の話を適当に流しながらイスに座り、TVのスイッチを入れた。