止まった時の住人
「弘満だ」
「弘満さん、いきなり何やねん。そんなことあるわけないやろ」
「まぁ急に言われて、信じれないのも仕方がない」
弘満はタバコに火をつけた。
「私は郵便局員だった。なんら変わりない普通の生活をおくっていた。だがある日、29日から31日までの時間がループしていることに気付いた」
「どうやって?」
「それは健、お前と一緒だ。ただ普通に生活をしているだけだったが、突然のことだ。金の壊れた時計を覚えているか?おそらくお前も触ったはずだ。……時計に触れた者は、このループに気付くことになる」
「?!」
そういうことだったのか。このループの証拠を見せるのではなく、時計を触ったらループに気付くのか。
「……でもそれなら、多くの人にも時計を触らせてみんなで解決策を考えたらいいんじゃないん?」
「それはできない」
「なんで?」
「弘満さん、いきなり何やねん。そんなことあるわけないやろ」
「まぁ急に言われて、信じれないのも仕方がない」
弘満はタバコに火をつけた。
「私は郵便局員だった。なんら変わりない普通の生活をおくっていた。だがある日、29日から31日までの時間がループしていることに気付いた」
「どうやって?」
「それは健、お前と一緒だ。ただ普通に生活をしているだけだったが、突然のことだ。金の壊れた時計を覚えているか?おそらくお前も触ったはずだ。……時計に触れた者は、このループに気付くことになる」
「?!」
そういうことだったのか。このループの証拠を見せるのではなく、時計を触ったらループに気付くのか。
「……でもそれなら、多くの人にも時計を触らせてみんなで解決策を考えたらいいんじゃないん?」
「それはできない」
「なんで?」