止まった時の住人
「健!何してんねん!10時過ぎてるぞ!」
……そうだった。そう言えばこの日は、竜二と10時から会う約束をしていたのだ。
「お…おぉ、行く!行くわ!」
「健?どないしたんや?何か変やな」
「いや、普通、普通!まぁ行くわ!」
「お、おぉ、わかった」
10時、6分 通話時間○○分
とにかく、一人で居ると気が狂いそうだ。健は竜二の家に行くことにした。
10時、30分。
竜二の家に着いた健は、ピンポーンとチャイムを鳴らした。すると二階の窓から竜二が頭を出し、「入れよ」と、家の中へ誘導した。
玄関のドアを開けると、カレーの匂いがした。竜二の親は留守だった。あの時と一緒……やはり、時間は29日に戻ってしまっているのか……。
二階へ上がると、竜二は布団の上にあぐらをかいて座っていた。
「健!ええ曲できたんやって、マジで!聞いてくれへん?」
……そうだった。そう言えばこの日は、竜二と10時から会う約束をしていたのだ。
「お…おぉ、行く!行くわ!」
「健?どないしたんや?何か変やな」
「いや、普通、普通!まぁ行くわ!」
「お、おぉ、わかった」
10時、6分 通話時間○○分
とにかく、一人で居ると気が狂いそうだ。健は竜二の家に行くことにした。
10時、30分。
竜二の家に着いた健は、ピンポーンとチャイムを鳴らした。すると二階の窓から竜二が頭を出し、「入れよ」と、家の中へ誘導した。
玄関のドアを開けると、カレーの匂いがした。竜二の親は留守だった。あの時と一緒……やはり、時間は29日に戻ってしまっているのか……。
二階へ上がると、竜二は布団の上にあぐらをかいて座っていた。
「健!ええ曲できたんやって、マジで!聞いてくれへん?」