止まった時の住人
「時間が戻っとるって言う話や」
「うん」
「武が、お前があまりに真剣に言うてたから病気かと思たって言うてた。でも、俺はそうは思わんかった。俺は、お前が何か真剣に言うたとき、それが嘘やった試しがないんや。よかったら、俺に詳しく聞かせてくれ」
「どういう風の吹き回しや?からかってるんか?」
「ちゃう、真剣に言うとんねん」
「お前らしくないなぁ……」
「ええから」
「わかった……。実は……」
健は、伸也に事件のことを詳しく説明した。
「ふーん……とりあえず、何か証明してくれ。未来がわかるんやったら、未来の予測ぐらい出来るよな?」
「わかった。それが出来たら、信用するんか?」
「おう」
「ほんなら……なんやろなぁー……あ、芸能ニュースで、今日の夜二十時過ぎ…ぐらいかな?アイドルのKと俳優Gが熱愛発覚ってテレビでやるわ。続いてT市で火災。続いてH県でサイ脱走。続いて誘拐犯逮捕……やったと思う」
「うん」
「武が、お前があまりに真剣に言うてたから病気かと思たって言うてた。でも、俺はそうは思わんかった。俺は、お前が何か真剣に言うたとき、それが嘘やった試しがないんや。よかったら、俺に詳しく聞かせてくれ」
「どういう風の吹き回しや?からかってるんか?」
「ちゃう、真剣に言うとんねん」
「お前らしくないなぁ……」
「ええから」
「わかった……。実は……」
健は、伸也に事件のことを詳しく説明した。
「ふーん……とりあえず、何か証明してくれ。未来がわかるんやったら、未来の予測ぐらい出来るよな?」
「わかった。それが出来たら、信用するんか?」
「おう」
「ほんなら……なんやろなぁー……あ、芸能ニュースで、今日の夜二十時過ぎ…ぐらいかな?アイドルのKと俳優Gが熱愛発覚ってテレビでやるわ。続いてT市で火災。続いてH県でサイ脱走。続いて誘拐犯逮捕……やったと思う」