止まった時の住人
そう思いながら、なんとなく机の引き出しを開けた。
そのときだった。全身の毛が逆立つような寒気がしたのは……
……何で、ここにあるんや。
これは、時間が戻る前に拾ったはずや。
ここにあるはずがない。
引き出しの中に、手のひらサイズの金色の丸い時計があった。
「う……うわぁぁぁ!」
ようやく声を出すことができた健は、ドスンと大きな尻もちをついた。
「健ー?どないしたん?」
その音に、智子が一階から呼び掛けた。
「な、何でもない!ちょっと転んだだけや!」
「ふーん。うるさいから、静かにしてちょ」
「わかった、ごめん」
そのときだった。全身の毛が逆立つような寒気がしたのは……
……何で、ここにあるんや。
これは、時間が戻る前に拾ったはずや。
ここにあるはずがない。
引き出しの中に、手のひらサイズの金色の丸い時計があった。
「う……うわぁぁぁ!」
ようやく声を出すことができた健は、ドスンと大きな尻もちをついた。
「健ー?どないしたん?」
その音に、智子が一階から呼び掛けた。
「な、何でもない!ちょっと転んだだけや!」
「ふーん。うるさいから、静かにしてちょ」
「わかった、ごめん」