止まった時の住人
「……そっか。あ、これホンマに動かんわ…」
伸也も健と同様、ネジを探したりしている。
「他には?」
健にそう言って、時計を投げて返した。
「今のとこ、変なのはこの時計ぐらいやな」
健は時計を片手で軽くポーンと上に投げながら、言った。
「ふーん。……っちゅーかお前、こんな状況やのに何でそんな落ち着いてられるんや?僕めっちゃテンパッてるんやけど……ホンマにドッキリちゃうやろーな?」
「ちゃうって言うてるやろ。さすがに昨日は気ぃ狂いそうやったけどな。でも、一日経ってちょっとだけ落ち着いたかな。……あと、何よりもお前にこのことを知ってもらえたから、ちょっと心強いわ」
「そっか。……あれ?なんでお前には時間が戻る前の記憶があるんや?僕には全く無いぞ」
「それも全然わからんなぁ」
「……まぁ、もしかしたら時間が戻るのは一回だけで、この後は普通に時間が過ぎるかもしれん。……でも、もしかしたら時間の繰り返しは永遠かもしれん。考えるだけで鳥肌が立つ」
伸也も健と同様、ネジを探したりしている。
「他には?」
健にそう言って、時計を投げて返した。
「今のとこ、変なのはこの時計ぐらいやな」
健は時計を片手で軽くポーンと上に投げながら、言った。
「ふーん。……っちゅーかお前、こんな状況やのに何でそんな落ち着いてられるんや?僕めっちゃテンパッてるんやけど……ホンマにドッキリちゃうやろーな?」
「ちゃうって言うてるやろ。さすがに昨日は気ぃ狂いそうやったけどな。でも、一日経ってちょっとだけ落ち着いたかな。……あと、何よりもお前にこのことを知ってもらえたから、ちょっと心強いわ」
「そっか。……あれ?なんでお前には時間が戻る前の記憶があるんや?僕には全く無いぞ」
「それも全然わからんなぁ」
「……まぁ、もしかしたら時間が戻るのは一回だけで、この後は普通に時間が過ぎるかもしれん。……でも、もしかしたら時間の繰り返しは永遠かもしれん。考えるだけで鳥肌が立つ」