止まった時の住人
わけがわからないが、とりあえず伸也に電話してみた。
プルルルル、プルルルル……
ガチャッ
「もしもし、伸也?」
「おぅ。どうやった?」
「あかんかった……。何で?」
「やっぱりな……。1回テレビで見たんやけど、夢って言うのはその日感じたこと、出来事、気分によって決まるらしい。……つまり、29日に時間が戻ることを伝えた時点で、竜二の気分は時間が戻る前とは違う」
「そうなんや……。ほんなら、次時間が戻ったら何も言わんと、夢を予知したらええんか?」
「それも無理やな……。たった一言でも、その人の気分は変わるらしい。つまり、時間が戻る前と全く同じことをせな、気分が同じになることはない。会話も全く同じやないとあかん」
「つまり……」
「夢を予知するのは不可能や」
「そっか……。っちゅーか、そんなんわかってるんやったら何でもっと早く言わんねん?」
プルルルル、プルルルル……
ガチャッ
「もしもし、伸也?」
「おぅ。どうやった?」
「あかんかった……。何で?」
「やっぱりな……。1回テレビで見たんやけど、夢って言うのはその日感じたこと、出来事、気分によって決まるらしい。……つまり、29日に時間が戻ることを伝えた時点で、竜二の気分は時間が戻る前とは違う」
「そうなんや……。ほんなら、次時間が戻ったら何も言わんと、夢を予知したらええんか?」
「それも無理やな……。たった一言でも、その人の気分は変わるらしい。つまり、時間が戻る前と全く同じことをせな、気分が同じになることはない。会話も全く同じやないとあかん」
「つまり……」
「夢を予知するのは不可能や」
「そっか……。っちゅーか、そんなんわかってるんやったら何でもっと早く言わんねん?」