止まった時の住人
ものの10分も経たないうちに追い出された。そんな用なら電話で言えよと思いつつ、とりあえず家に向かって歩き出した。まぁ、竜二の性格はいつものことやけど……。
健は自分の家に着くと、古びた黒色の小さな門を開け、庭に入った。何気なく庭を見渡してみると、雑草の中に手のひらサイズの丸い金色の懐中時計が落ちていた。
「何や、これ?」
とりあえず手に取ってみた。時計の針は0時の1分前で止まっていた。
「動くんか?」
時計をいじってみるが、電池を入れる場所もなく、何をしても動きそうにない。
「なんやこれ…まぁええわ」
諦めた健は時計を庭にポイッと捨てて、家に入ろうとした。
でも……。
時計に、今までにない恐怖と不気味な何かを感じる。気になった健はもう1度時計を拾い上げると、健の部屋の机の2番目の引き出しに入れた。
「なんや、気になるな……持っとくか……」
健は自分の家に着くと、古びた黒色の小さな門を開け、庭に入った。何気なく庭を見渡してみると、雑草の中に手のひらサイズの丸い金色の懐中時計が落ちていた。
「何や、これ?」
とりあえず手に取ってみた。時計の針は0時の1分前で止まっていた。
「動くんか?」
時計をいじってみるが、電池を入れる場所もなく、何をしても動きそうにない。
「なんやこれ…まぁええわ」
諦めた健は時計を庭にポイッと捨てて、家に入ろうとした。
でも……。
時計に、今までにない恐怖と不気味な何かを感じる。気になった健はもう1度時計を拾い上げると、健の部屋の机の2番目の引き出しに入れた。
「なんや、気になるな……持っとくか……」