婚約者代理!?
「……ゔっそぉ…」
教卓の横に立つのは、朝に見た…爽やかな笑顔の…
「壱城夢輝です
よろしくお願いします」
綺麗にお辞儀して、もう1回、あの笑顔…。
騒つく教室…
きっとね…女子の目はみんな、輝いてると思う。
確かに、顔は相当整ってて、かっこいい。
声もいい感じに低くて…
って!
あたしは、なに評価してんの!?
「あっ!」
「「「「???」」」」
え゙……なんか……嫌な予感がするんだけど?
ちょっと、顔を上げた瞬間、バッチリ目が合った…
バレたバレたバレたバレたバレたぁぁぁぁっ!?
「奈津美さん…///」
いやぁぁ〜っ!
名前呼ぶなっ!!!
「奈津美、知り合いなの!?」
「あんな別世界みたいな人と!?」
「どーゆう関係!?」
「なんで教えてくれなかったのぉ!?」
「彼氏じゃないよね!?」
ああぁぁぁぁ……最悪
あるよね、こーゆうのって、お約束だよね…
本当に困るんだけど…