婚約者代理!?
―その夜
先輩に帰ってもらった後、夢輝を見るのが怖かった。
でも、あたしが近づく前に、夢輝から寄って来て、怒られた。
「2人だけになるなって言っただろ!!」
「俺の話を聞いてたか!?」
「お前はバカか!?」
次々出てくる、文句にあたしは堪えた。
言い争いをしても、意味がない。
確かに、約束したのに…
破ったのはあたしだから。
悪いのはあたし。
逆ギレする必要なんてない。
1時間近く、説教されたあたしは、部屋に戻って、ベッドに倒れ込んだ。
もう、先輩と話すのはやめよう。
もう、先輩を考えるのはやめよう。
もう…――――
考えてるうちに、あたしは深い眠りに入っていった―…