婚約者代理!?
仕方ないよね。
こんなに、心地いいと…
夢輝の腕の中は…すごく安心するよ…
どうしてかな?
―――…離れたくない。
あたしの頭の中で、何度も何度もその言葉が、流れてる…
「奈津美って、意外と小さいんだな?」
頭の上の方から、小さく声が聞こえた…
意外と?バカか…
「あたし、女の子だし」
「ん?」
「小さいに決まってるじゃん…」
「そっか……女ってのはこんな感じなんだな…」
珍しいものを触るように、あたしの頭を優しく撫でた。
そっと目を閉じた―…
いい思い出ばかりじゃないけど…
楽しかった……