婚約者代理！？

「明日の夜…迎えが来るから」

「えっ!!」

「最後のハグしときたくてさ…なかなか、素直になれなくて…」




照れくさそうに、笑いながら夢輝は言った―…








「奈津美の事さ…」







あたしのこと…？








「結構、好きだったからな!!」


「――っ!!??」


「最初は、なんでこんな奴に、敬語！？って思ってたのになぁ〜」




すごく昔の事を、思い出すかのように、「うんうん」と頷きながら、笑っていた。




「こんなに仲良くなるもんなんだなっ!?」

「そーだね！あたしも最初の印象よりは、良くなったかなぁ…」



怪しくて…
謎が多くて…
綺麗すぎて…




絶対に合わないって思ってたのになぁ〜!!