婚約者代理!?
ねぇ、泣いていいですか?
あたし、堪えられるかな
………この席。
それから、すぐに1限が始まった。
新しく来た壱城君に、先生は少し戸惑ってた……だって、座席表には、あたしの隣は田中君。
でも、当てようとしてあたしの隣を見ると…いつも見てる田中君の姿はなし。
……はぁー…わがままなのか…なんなんだろっ…この人は…
「じゃあー問1を……川瀬!」
はっ!?
あのアホ教師っ…
ありえないっ!!!
てか、問1って………
わかんない…
うん、やばいよね…
どうしよっか?
その時―…
「……大丈夫ですか?」
「???」
横を向くと、少し心配そうにしてる…壱城君がいて…
「僕、教えましょうか?」
「……えっ……あぁ…」
「遠慮は無しでお願いします」
ゔ……
でも、頭良さそうだから…
「じゃあ…お願いします…//」
「はいっ!」
………///
さっきよりも、少し近づく…あたしと壱城君の距離…