婚約者代理!?
「ねぇ、誰「しっ…黙って」
そう言うと、ゆっくりと前に歩いて行く…
ゆっくりゆっくり…
目を隠してる少しの指の隙間から、眩しい光が入ってくる。
そして、目的の場所についたのか、夢輝の足は止まり、それと同時にあたしの足も動くのをやめる。
「―――…連れてきたよ」
声の感じでわかる…
今の夢輝はきっと、嬉しそうに笑ってる。
そして―…
「ありがとう、ごめんな…こんな事までさせて…」
夢輝よりも、少し高い声―…
でも、男の子だって事はわかる…
しかも―…
――――なんか、聞いた事があるような…
「外していいか?」
「あぁ、頼む」
あたしは、視界を取り戻した…
――――そして…