婚約者代理!?
「ねぇ、2人とも…」
「「ん?」」
「何かあったの?」
すると2人は…
――――苦笑いした。
目を合わせた2人。
少し沈黙が続き……夢輝が口を開いた。
「俺のせいで、健太は入院したんだ…」
夢輝のせい?
「3年前の夏にな…」
「あぁ…」
3年前の夏―…
丁度、健太が居なくなった時だ…
「俺が、事故に合いそうになったところを、健太が助けてくれたんだ…」
本当にありがとう…そう呟きながら、夢輝は3年前の事を話始めた。
「車が突っ込んで来てさ、死ぬ!!って思ったら、予想外なくらいに、痛みを感じないんだよ…」
懐かしそうに…
でも、辛そうに…
夢輝と健太は頷きながら話す…