婚約者代理!?
「目を開けて、辺りを見回すと、少し遠くに人が倒れてて、血が流れてんだよ…
それが、健太だったんだ―…
健太は俺よりも…出血が酷くて…そん時、もしかして!!って思って健太の所に行こうとしたけど、足が折れてて歩けないし…痛いし…
でも、なんとかして健太の所に行ったら、意識なくて…周りには人が集まりだしてて、そん中の誰かが救急車呼んでくれて、運ばれたけど、俺は自分よりも重症な健太が死んでないか、不安で不安で…
でも、手術室に運ばれたから、麻酔されて、考える事とか出来なかったけどな…
んで…自分の手術が終わって、目を覚ますと、親が居て…健太の手術も無事に終わったって言ってて、安心したんだ。
それから、ベッドから下りられるようになってから、やっと健太に礼を言いに行けたんだ…」
そうだったんだ?って健太は笑ってたけど、今だからだよね…