婚約者代理!?
…………あっ
いい匂い…
手…大きいなぁ…
……まつ毛長い
間近で見ると…
やっぱ、綺麗な顔だなぁ―…
「奈津美さん?」
「えっ!?あっ!ごっごめん…」
「いいえ、わかりましたか?」
そう言って、あたしに柔らかい笑顔を向ける
「うっうん…ありがとう」
「いいえ//」
「……///」
って!
また、なに照れてんだっ!!
恥ずかしい…
「川瀬、わかったら、黒板に書けよ?」
「はーい」
あたしはさっさと、黒板の前に立って、壱城君が書いてくれた計算式を見る…
……丁寧で字も綺麗
ホントにあの人は何者なの!?
…―っ!
また、考えてたっ……さっさと書かなきゃっ
あたしは、ノートの式をそのまま黒板に書いて、席に戻った。