婚約者代理!?
「ねぇ!内容は!?」
「だから、幼なじみだって!」
「こーゆう奴が居るんだーって話しただけだよ」
「そっそっか…そっか…」
世間話的な?
「まぁ、それから5、6ヶ月で俺は退院出来たけど、健太はなかなか出来なくてな?」
「うんうん、ちょっとな…」
「俺は健太に悪いけど、先に退院して、普通に生活してたんだ…。
でも、なんか申し訳ないから週1で見舞いに行ったりしてたんだよなぁ…」
「確かに!こいつ、毎週来てんなぁ〜って思ってたし!」
2人から自然な笑みがこぼれた瞬間だった。
「普通の世間話してたんだけど、中3の冬にな?」
「あぁ…」
中3の冬?
「急に奈津美の話になってさ…」
「え゙!?なんで!?」
「それはねー……健太?」
「………まぁ…」
夢輝はニヤッと笑って、なぜか照れてる健太を見た。