婚約者代理!?
「気になる!!教えて!」
「えっ…」
グッと健太に顔を、近づけて聞こうとしたけど…
「奈津美、今聞くのはやめてくんねぇ?」
若干、嫌そうな顔をして、夢輝はあたしを見てきた。
なんなの〜?
「どうせ、今日には俺が居なくなって、明日には健太が居るんだから、明日聞けよっ」
なんか、ごちゃごちゃしててよくわからない…
―――――って!!??
「健太、退院するの!!??」
「え?うん、するけど?」
なんて……あっさりと…。
「あれ?夢輝、言わなかったのか?」
「あぁぁ〜、健太が目の前に居た方が良いかと思って」
「そっかそっか。
まぁ、そーゆうわけで、明日からよろしくな?」
健太はニッと笑った。
そっか…、この笑顔が、これからは直ぐに見に行けるんだね…
――――嬉しいな…