婚約者代理!?
もーっ!!
壱城君のことは忘れよう!
帰り道……
理江と居る時は、全然感じなかったのに…
理江と別れて、1人になった時
………あたしは気づいた。
「ねぇ、なんで居るの!!」
バッと後ろを振り向くと、そこには例の人。
うん、つけてくるとか最高に怖いんですけどぉ〜?
「壱城君っ」
「バレてましたか?」
参ったなぁ〜みたいに笑われても困るからね?
「あんたの家は、こっちなの?」
「はい、たぶん。」
た・ぶ・ん・っ!!??
まさかの方向音痴!?
あんなに完璧なのに?
「僕のことはいいですよ、それより…奈津美さんの家は何処ですか?」
あたしの家?
それが………
「……ここ」
「……えっ!!」