婚約者代理!?
ふざけないでくれる!?
「奈津美さん、大丈夫です」
「は?」
大丈夫です?意味わかりませんからぁぁーっ!!
全然大丈夫じゃないっ!!
「改めて…」
はっ!?
「どーぞ!」
いつも弱々しお母さんに、おもいっきり押さえつけられてるあたし…かわいそうだよね?
口までがっちり、手で覆われちゃってね?
これは母親が娘にすることですかぁっ!?
「実は僕、奈津美の…」
終わった…
さすがに親も…
「婚約者代理として来ました!」
…………あれ??
「まぁ〜!そうなの?
こんな娘をもらってくれるの?」
お母さんはあたしの口を押さえてた手を外して、ニコニコ笑ってる…
でも、そんなことより、あたしは壱城君の言葉が気になった…
“代理”