婚約者代理!?
あっ!!
決して、ドキッとしたわけじゃなくて…なんか…こー…
どこかで…
見たことのある…表情…
壱城君じゃなくて…
もっと別の人…
「でも………気のせいか!」
うん!
そうだそうだ!
「奈津美ー!ご飯だよ?」
「はーい!」
下から聞こえた、お母さんの声を聞いて、あたしは1階に下りて、リビングのドアを開けた―…
「おはようございます//」
「ぅん…おはよう」
どこか、薄ら顔を赤めて、本日2度目の挨拶。
「ほら、夢輝君の隣に座って!」
「はーい」
最初は、この席に文句つけてたけど…やっぱ、人ってのは慣れるもんだね…
自分で言うのもなんだけど、こんな綺麗な顔が横にあるのに、なんとも思わない、あたしはすごいと思う!