婚約者代理!?
自分に言い聞かせながら、あたしは部屋を出た。
下に行くと、お姉ちゃんも居って何か、夢輝に愚痴ってた。
「ホントに、信じらんないの!!あいつっ!!」
「そうなんですか…それは大変ですね…」
「うん、私も夢輝君みたいな彼氏がほしいよ…」
「あはは…」
苦笑い…
まぁ、そうなるよね…
てか…まーた、彼氏と上手くいってないのか…
喧嘩し過ぎたし…
「もぉー、お姉ちゃん…夢輝君が困ってるじゃん…」
一応、人が居る時は、夢輝君と言うことになったりしてて……でも、なんか、キモいなぁ…
「あ、やっと起きたの?遅起きすぎだからね、奈津美」
「別にいいじゃーん、夏休みなんだし!」