婚約者代理!?
「理江、見せてあげるから、全力で頑張って!」
「ゔん…ありがどぉ…」
まぁ…見せてあげるからって言っても、夢輝から教えてもらったり、勝手にノート見たりしたんだけどねー。
「そういえば、壱城君は?」
……………――え?
あれれ?
朝は一緒に来たのに…何処に行った――
「先輩、さすがに朝から誘拐は、無いんじゃないですか?」
外から聞こえてくる、爽やかな声とともに、もう1人の声も聞こえてきた…
2階の窓から外を見ると、苦笑いの夢輝と、笑顔の山崎先輩が話していた。
「あれって、山崎先輩じゃん?」
「理江、知ってるの??」
「有名じゃん!!かっこいい双子の兄弟で!」
その時、理江の一言で、本当に山崎先輩は双子なんだと思った――