婚約者代理!?



先輩のすぐ後ろにつくと、軽く息を吐く。





そして



夢輝にが先輩に声をかけた―…





「直也先輩、
おはようございます」




夢輝の声に気づいて、先輩は後ろを振り向いた。



「あ!壱城君じゃん!おはよ!

え?
奈津美ちゃんも一緒!?」



「山崎先輩、
おはようございます…」




どうやら、あたしと夢輝が一緒に登校してる事に、驚いたようで、あたしの隣に居る理江は目に入ってなかった。




「朝から、2人に会えるなんて、嬉しいなぁ」



先輩は優しく微笑むと、スッとあたしに手を近づけた…


その行動に、夢輝の体が一瞬だけ、ピクリと動いたように感じた…





山崎先輩の手は、あたしの頭の上に置かれ、あたしは髪の毛をくしゃくしゃにされた。






< 84 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop