婚約者代理!?
それから、特に話さず家に着いた。
家に入った瞬間に、夢輝の顔は猫かぶりの顔になった。
自由自在だね…
すごいわ、ホントに。
―それから数日後の木曜日
あたしは夢輝に怒られた…
この日は
朝から天気が悪かった。
だから、傘を持っていつも通りに学校に向かった。
もちろん、夢輝も居て朝は普通の日だった…
生徒玄関に着くと、雨に濡れた理江に会った。
「あ!奈津美、壱城君、おはよー!!」
「ちょっと!!なんでそんなに濡れてんの!?」
「大丈夫ですか!?」
「あ、あはは〜!!なんか、濡れちゃった!」
もぉー!!
濡れちゃったって…
おバカ!!!
あんた…女の子なんだからね??
ちょっと…透けちゃってるからね??
「教室行ったら、体操着に着替えなよ??」
「はーい!」
ちゃんとわかってるのかなぁ…