次郎と智絵子の恋物語
赤川智絵子…
いかにも
昭和の家本です〜
みたいな
かなり古くさい名前。
赤川はしょうがないとして、
智絵子って…
「子」いらないから!!!
まぁ今さら
こんな事言っても
赤川智絵に
なるわけじゃないし。
「で、何?」
数学のプリントを
丸めてる 美羽に聞いた。
「実はさ〜、これ…」
美羽は丸めた
プリントを
あたしに差し出す。
「あっは〜☆
さっきの数学、
寝てたのバレちゃってぇ♪
罰としてこのプリント
今日中にやって来いって。」
「だからって…」
言い終わらない内に
美羽はプリントを
あたしに押し付けて
教室から駆け出していた。