次郎と智絵子の恋物語
「こらぁ!!!」
必死で追いかける。
ダダダダダ…
「ねぇ、美羽!」
10メートルぐらい先に
美羽は見えてるのに
足が遅いあたしは
なかなか追い付かない。
美羽はどんどん先を
走って行き、
階段を一気に駆け下りて行った。
あたしも階段を下りようとしたけど
何しろ只今工事中…
床はデコボコしてて
かなり歩きにくい上に、
工事してる人たちが
重そうなセメントとか
持って登ってくる。
でも今はそれどころじゃない!!!