【短編】年下の彼


チュッ―…



え?



「え――――――――?!」




固まる私に春くんが吹き出した。




「ぷっ。優希乃色気ねぇな。」




何で、何で、何で―――――?!



頭の中はぐちゃぐちゃだし心臓は破壊寸前。顔はこれ以上はないってくらい真っ赤。何が何だかわかんないけど嬉しい気持ちもあって目はウルウル……




私…大丈夫?



そんな私を見て笑ってた春くん。


「俺の返事。」


って意地悪な笑顔を向けるから、私はノックアウトされました……。



「そ、それって…冗談だよって言わないよね…?私…自惚れてもいいの?……勘違いじゃない??…でもわかんないよ……自信ない……言って?…春くんの口から教えて?」



春くんの腕を掴み泣き出しそうな私。



ふっと軽く笑った春くんは今まで見たことのないくらい優しい目をしていた。






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