【短編】年下の彼
見ると苦しそうに息を切らしてる。
あ…やべぇ。自分の世界だった。
反省して謝って、今度は一緒に並んで歩いた。
帰る間、なんか居心地がいい…なんて思った自分自身にびびったし。
俺本当に恋したみてぇじゃん。
まともに恋なんてしたことねぇから初恋か???
あ〜〜〜〜有り得ねえ!!
しばらくするとマンションの下に着いた。
お礼を言うこいつと離れたくないとか思う俺はまじなのか?
ふいに、いつものように「大好き」って言われてそのままじゃ!って帰ろうとする……
のを、頭で理解するより体が先に動いたんだ。